SSブログ
piano(子ども) ブログトップ

ピティナを終えて(その1) [piano(子ども)]

下書きをしたまま、放置していた記事を発見!!!
かなり前に書いた記事ですが、アップします〜。

***
我が家の夏休み、まぁ、ホント、今年も色々ありました。盛りだくさんでした。
そんな中で、息子がとってもよくがんばったことの1つ、ピアノのことを書きます。
8月5日(水)、ピティナ・ピアノコンペティションの四国本選がありました。

っとその前に、本選へ行く前段階の、予選の話。

6月21日(日)、ピティナ・ピアノコンペティションの地区予選がありました。
結果は、予選通過!

ピアノを習い始めて3年経ち、初めてチャレンジしたコンクール。日に30分程しか練習していなかった息子が、少しずつ少しずつ練習量を増やしていき、コンクールに臨みました。
ピアノの練習の進め方、譜読みの仕方、曲の勉強や仕上げ方等々、手探りの日々でした。先生の教えに従い親子二人三脚で練習するわけですが、毎日大変。テクニックにしても、音楽的表現にしても、これで良いのだ!と確信を持って、安心して練習できれば良いのですが、ピアノに関して私が素人なので、こう弾くんだよ!と息子にバラバラバラ〜♪と弾いて聴かせる(見せる)ことが出来ない(少しは弾けますが)。うー・・・。先生がレッスンでおっしゃったことをノートに書き留めて、日々の練習時にそれを何とか真っすぐ息子に伝えるようにすることしか出来ません!それも、きっちり伝えられているか定かでない。ピアノ難しい!(ヴァイオリンも難しいけど〜!)

更に難しいのは、私が頑張ってみても、息子が同じペースで頑張る訳ではないこと。かなりの怒りん坊なので、上手くいかないとすぐに癇癪を起こします。「そうじゃないよ、先生は、こうおっしゃってたよ」と指摘すると、怒ってのたうちまわる・・・!!!出来なくて悔しいから、出来るまで練習するぞ、ってなるのは、まだ先のことなんでしょうか。怒って泣いたり、あちこちウロウロしたりしてる時間がもったいない。実際ピアノに触れている時間より、かんしゃく起こしてる時間の方が長いの!もう本当に、手のかかる子です〜。それにね、そもそも、譜読みが遅過ぎると私は思うのです。お陰で、毎日の練習はホント大変。更にですよ!以前も書きましたが、うちのマンションは、ピアノの音が出せないので、ヘッドホンで練習しています。なので、音の響きがしっかりわからない。

そんな息子が、よくまぁ、予選を通過したものです。息子は、小学2年生なので、A1級での初挑戦でした。

予選当日までのことは、思い出すと腹立ってきます(笑)。毎日、息子と私のバトルが繰り広げられる。やりきったね!と親子揃って予選当日を迎える予定でしたが、ニガニガしい気持ちで当日になりました(笑)。それでも、気持ちを切り替えていこう!と気を取り直して会場入りしたのに、息子は、私の気持ちなんておかまいなしで、好きなように振る舞っていました。息子は、ホールのロビーだろうが、舞台袖で順番を待っている時だろうが、持っていった本を片っ端から読んで。。。まったくー、自由人です(笑)。他の子ども達が、緊張した面持ちで、あの子何?と息子を見ていました。みなさん、スミマセン。。。

私が自分の本番に臨む際、本番当日、出番が時間が近づくにつれて緊張しても、一旦ピークに達すると落ち着きを取り戻します。なので、息子も「よしっ!」と気持ちが落ち着いて彼が気持ち良く演奏できれば、それでいいじゃん!と思い、見守りました。

息子、出番直前まで本を読み、突然本を閉じたら、そして、いきなり演奏モードへ。おいっ!突然かよっ!
程なくして、急に「ちょっと緊張してきた」とか言いだしたので、呆れる私。「はぁ?何言ってんの。さっきまで、東京行きたい(全国大会)って言ってたでしょ。そんな人は、予選では緊張しないの。」と言ってやりました(笑)。(全部で3グループある中の)第2グループの最終演奏者となり、息子は、舞台袖の人が少なくなっていくと、何だかリラックスした様子に。いよいよ次は自分の番だ、と「次の演奏者の席」で待っている時でした。前のこどもの演奏が終わった時、「さ、堂々出ていくんだよ。楽しんで!」と息子に言うと、返事をするどころか、「へーー、、、、っくしょんっ!」とクシャミ・・・(汗)。
こらぁー!でっかいクシャミをするんじゃない!と思いましたが、舞台袖にいる数名の先生方、何故か微笑んでくれている。いいね、なかなか君、良いじゃん!的な優しい眼差しで息子を見ている。。え?こんなことあるの? 私はただただスミマセン。。。とお辞儀。

さぁ、出番!

息子と足台を持った私が、一緒にステージへ。息子はステージでお辞儀をして、私は足台を設置し、椅子の高さを合わせる。お辞儀した息子は、本当なら椅子の脇で待っていて、椅子の高さを設定し終わったら、座って演奏開始です。

しかし!ここでもやってくれました・・・汗。

私が椅子の高さを設定している最中に〜! 息子、ドカッと椅子に座りました!

ガタンッ!!!大きな音がホールに響きました・・・。

え?!という顔をして息子が椅子から降りました。後で夫に聞くと、椅子がガタン!となった時、客席で「あっ!」という声が上がったそう。他のお母さんからは、「お母さんの手が怪我しなかったか、気になっちゃいましたよ」と言われました・・。

そして。。。椅子の高さを合わせて、私が袖の方に下がろうとしたら、息子もう弾き始めました。。。夫は、私が下がる前に、息子が弾き始めたのも、何だかねぇ。。。と言ってました。

演奏は、(色んな意味で)息子らしさが出ていました。袖で聴くのと客席で聴くのは、何だか感じが違うなぁ。あ、そこはもっとこう弾いて。いやいや、もうちょっと大きく、とか思っているうちに、あっという間に演奏は終わりました。本当に一瞬の出来事のようでした。

ステージマナーというものも採点に入るので、こりゃダメだな、ま、頑張った頑張った、初めてにしては上出来じゃない?と心の中でつぶやく。

客席に戻り、他の子ども達の演奏を聴き、ふと息子をみると、うぅぅ。全然聴いてない。。。本を読みふけり、退屈したら外へ出ていく。。。こいつー!と怒りがこみ上げました(笑)。
自分の演奏の出来に関して納得いかなかったのか、あれこれ自分で厳しい批評をして、落ち込んでるのかと思いきや、私に食って掛かってみたり。もう、何なの!?というくらいの態度。全員の演奏が終わり、結果待ちの間にお弁当を食べようとしても、「食べない」と言うので、私も頭に来て、「じゃ、食べないで!」と。半分、喧嘩でした。

息子が自分勝手に振る舞い続けるので、流石の夫も息子に説教!息子を叱って、息子ギャン泣き。

予選の結果が張り出された時、息子は、泣いた後だったので、「どうせ、ボクはだめなんだ」と思い込んで、他のこどもと遠くまで走って隠れていました。

どうかなー、と私が掲示物を見に行くと、、、。

ありゃりゃ!名前が載ってるじゃん!

予選優秀賞で通過でした。

名前を見つけた瞬間、鳥肌が立ちました!

初めての挑戦で、予選通過って、凄いじゃん!何かの間違いかな?夢かな?と思って、何度も見返して、やっぱりあるある〜。息子の名前。

封筒が渡され、講評を見てみると、審査員の先生方からポジティブなものがほとんど。これまたビックリ。良いんですか?凄く褒めて下さってます!!!嬉しい〜。涙出ました。

とにかく良かったなーと私が思っているのは、息子が自らやった選曲かな。同じ曲の組み合わせで弾いた子どもが、他に誰もいなかったのが良かったのでしょう。息子の演奏がよく聴こえたってことです。

通過したのは嬉しいけれど、これで本選への挑戦。それまで、頑張りを続けられるか。。。出来るかなぁ、という不安を持ちながら、また新しいスタートを切ったのでした。
nice!(0)  コメント(0) 

音への苦情 [piano(子ども)]

それは、1か月前のこと(4月19日)。日曜日の午後3時少し前、息子がピアノの練習を終わった時でした。夫の携帯に電話がかかってきました。

夫が出て、「はい」「はい」「・・・はい。」と何やら楽しい話ではなさそう。何か仕事のトラブルかな?

電話を切った後、夫がちょっと難しい表情でやってきたので、「どうしたの?」と言うと、マンションの管理会社からで、「ピアノをお持ちですか?」と聞かれ、近所からピアノの音への苦情が出ているという内容。「ピアノはちょっと困る。」と管理会社の人。

今住んでいるマンションは賃貸。入居時に、「楽器不可」とハッキリ言われた訳ではなく、息子がピアノを習い始めた時は、キーボードで弾いていたので全く問題はありませんでした。むしろ、私のヴァイオリンの音、大丈夫かなーと心配しつつ練習していました。
息子のピアノの練習が軌道に乗り、いよいよちゃんと続けられそう、ということで、でも近所に迷惑かけたらいけないからと、昨年ヤマハのハイブリッドピアノを買いました。



タッチがアコースティックのものに近いので、ちょっと高くて家計的には厳しかったですが、頑張って買ったんです。普通に弾く時でもボリューム調整できるし、ヘッドホン使って練習することも出来る。息子の練習は、普段、近所にそれほど聞こえてないし、明るい時間しか練習しないので、ヘッドホンしないで弾いてました。新しくピアノを買ってからの8か月程、全くどこからも苦情は出ていませんでした。

年度が替わり、隣と階下に新しい住人が引越してきました。管理会社からの電話では、どこの住人から苦情が出たかは分かりませんでしたが、恐らくは、この2軒のどちらかでしょう。

スミマセン。。。。

そうかー、ピアノの音、嫌いな人は、ホント、嫌いだもんなー。

ピティナに出ることに決めて申し込んだ直後のことで、私としてはかなりショック。窓は閉め切っていて、音量調節もして練習していたので、大丈夫と思っていましたが、他人に迷惑をかけることは良くない。今まで、誰も苦情を言わずにいてくれたことに、先ずは感謝です。

戸建ての物件探しを始めることも考えつつ、とりあえず直ぐにできることをしなくては、とヘッドホンを2つ購入しました。ヤマハのピアノだから、ヤマハの密閉型ヘッドホンHPE-170。



こんな環境で臨むコンクール、不利ですねー。でも、精一杯やるしかない!

ヘッドホン練習を初めて1か月。まぁ、何とかやってます。毎日親子でヘッドホンしてピアノに向かってます。

nice!(0)  コメント(0) 

ピアノ教室の発表会 [piano(子ども)]

先週末(3/21)、息子が習っているピアノの先生の教室の発表会がありました。朝から演奏順にリハーサルがあったので、家でまず練習してから出かけて、ホールでリハーサルをし、午後に発表、そして生徒全員の演奏を聴く。まさにピアノ一色の1日でした。

新しい先生に習い始めて最初の発表会、息子はFranz Behr作曲「スペインの歌 Spanish Song」と「鬼火 Will-O'-The-Wisp」の2曲を演奏。レッスンで言われたことを、家で忠実にやらない息子・・・。「先生は、こうおっしゃってたでしょ?」「ここはどうするんだった?」と思い出させて毎日私も練習に付き合ってきましたが、ホールで一人でピアノに向き合い演奏するのは、なかなか大変なこと。息子は緊張していたのか、可もなく不可もなく、というか無難な演奏、いや悪く言うと、面白みのない演奏、頑張って弾いたねとしか言葉が出てこない演奏でした。厳し過ぎ!?だって、練習の時に、”時々!”とても素敵な演奏をしてたから、出来る筈なんです。息子が本来持っている豪快な彼の持つ明るい面が出た演奏になれば、良かったのになぁ。私が横からやいのやいの言い過ぎたかな?ふぅ。

発表会は、小学1年生から大学生まで大勢の生徒が弾いて(昔はもっと多かったらしい)、かなりレベルの高い演奏ばかりでした。中学生以上は、将来ピアノで何とかしたいという思いでやっているように見受けられる人が多かった。これはスゴイことです。。ヴァイオリンだって、ピアノと同じように聴いていて力量がはっきりわかってしまったり、音楽的な表現ができているとか、「この子は、もう既に何かを理解して弾いているな」というのが見えてしまうのはありますが、専門的にやる、というところまでの道のりがなかなか大変なので、あまり意識することがないように思います。ピアノの方では、この年齢でこれくらい弾けて当たり前、そうでないと恥ずかしいというようなのがより強いと感じるし、「プロにさせる訳じゃない」と言いつつも、とても熱心で、ガンガン練習してかなりのレベルまで弾けるように持っていく、というのがあるようで、これは驚きでした。他のピアノ教室をあまり知らないからと言うのもありますが、ピアノは、「個」の存在が大きいのかな。完結できる楽器だからかなぁ。ピアノを弾く保護者も多いし、他に両親共にプロという人もいるみたいだったので、純粋に、そして自発的に音楽を楽しんで奏でるという感覚よりは、言われたことを忠実にこなした上で、自分の方があの子より上、とか、もうこの曲が弾けてすごいでしょ?という、言葉には現れないけれども、すごい闘い&競争があるような感じでした。演奏順についても、同じ学年の場合、なぜこの順番?みたいな。子どもの演奏レベルで親同士が闘ってるというものありそうな気がしました。(批判ではなく、あくまでも私の率直な感想です。)

息子のヴァイオリン教室の場合は、「ヴァイオリンってホント難しいね」「毎日子どもに練習させるのだけでも、一苦労よ」「楽器をケースから出すだけで、何分かかると思う?」「やっと楽器を構えて立っていられるようになった!」「ポジション移動が始まったら、何が何だか(親が)わからない〜!」等と保護者の間で苦労話に花が咲き、「また一緒に頑張ろうね!」という同志のような連帯感みたいなものが生まれたりします。合同レッスンや合宿もあるし、合奏もするので、子ども達も仲良くなります。こんなに進んでいるとか、どれだけ弾けると言うような競争は、もしかしたら私が気付かないだけで、あるかもしれないですが、たとえ、私のように親がヴァイオリンを弾けるとしても、子どもにやらせるのは全然違う大変さがあり、他のお母さん達とも、一緒に悩みながら進んでいるので、同じように話せます。

ピアノもヴァイオリンも両方やってて良かったー、なんて感じました。

それにしても、発表会、女の子のドレス姿は、本当に可愛い!お姫様です。小さい子が素敵なドレスを着て演奏する姿。うっとりします。それにひきかえ、男は!!!息子、入学式に着たスーツで弾きました。それなりに着こなして格好良いのですが、華やかさには欠ける。あーいいなー、女の子。笑。

息子は、発表会後に、友人宅へお泊まり。なんて素敵なご褒美!夫が夕方から出張で、私が翌日(日曜日)早朝から仕事の為、友人が預かってくれることになり、私にも素敵なご褒美!ありがとー!

nice!(0)  コメント(0) 

今年はコンクールに挑戦 [piano(子ども)]

昨日は、4年前の東日本大震災の日のことを思い、現在も多くの苦しみを抱えながら生活されている方達のことを思い、ちょっとしたニュースを見たり記事を読んだりしては、その度に涙が出ました。facebookだったかtwitterだったかで、地震が起きた時間に黙祷しようという呼びかけがあったので、家の片付けをしている手を止め、私もしばし黙祷しました。そして、自分に出来ることをちゃんとやらなければ、1日1日を精一杯生きなくてはいけないなと改めて思ったのでした。夜には息子とふたりで夕食をとっている時に、震災のことを扱った番組を観ていたら涙が出てきて、録画しておいたNHK「マッサン」を観ても涙を流していた私(こっちは戦争のことだけど)。息子が私の顔を覗き込んで、何度もぎゅーっとハグしてくれました。息子の人生が、どうか実り多く、素晴らしいものになりますようにと、ただただ願うばかりです。

さてさて、話は変わって、うちの息子、ヴァイオリンとピアノの2つの楽器を習っていますが、今年初めてピアノのコンクールなるもの(ピティナ)に出ることになりました。去年も先生から勧められましたが、まだそんなレベルにないし、学校に上がって、その生活を軌道に乗せることが一番大事と判断して、お断りしていました。第一、ピアノに全身全霊で取り組んで出場する人達がいっぱいいる中で「ちょっとやってみたんだけど?何か?」みたいな状態で出てしまいそうで、申し訳ないという気持ちが一番強かった。

今年ももうそろそろ案内があるだろうなと思っていたら、3月最初のレッスンで、先生が「一度経験しておいた方がよいから」とおっしゃって、今年は挑戦することになりました。今の先生の教室では、音大に進む生徒さんが多く、まぁ、与えられたこの環境はとても恵まれているのだろうと思うので、とりあえず先生の教えに従って、やってみます。

と言いつつ、新しい道に踏み出していくのは、とてもエネルギーのいることで、自分の中からまだあまり湧き上がってくるものがないことに、少々不安を抱いています。。ただでさえ毎日両方練習させるのは大変だし、ピアノの発表会前はピアノに割く時間が増え、ヴァイオリンの練習が減ってレッスンであれこれ注意されるし、ヴァイオリンの発表会前はヴァイオリンが優先になり、ピアノがあまり弾けてなくて、ちゃんと練習してきていない生徒になってしまう。今週はヴァイオリン→ピアノ、翌週はピアノ→ヴァイオリン、と練習する順番を換えたり、時間配分が難しい。頭を使って効率よく練習する為には、どちらもつきっきりでやらないといけない。譜読みに毎度かなり時間のかかる息子、課題曲の譜読みと練習追加でタイヘンだ〜!とちょっと気後れしています。

でも次に、そんな思いを打ち消すように、コンクールとなると学ぶことがより深くなるんだから、息子の音楽人生に必要なことが学べるんだ。音楽をより楽しむ為に得ることは多い筈だし、私自身にもプラスになることがいっぱいある筈!と言い聞かせています。

来週末のピアノの発表会を終えたら、譜読み開始です。コンクール初心者マークの息子と私、たどたどしい歩みですが、前進あるのみ!息子の人生が少しでも豊かになっていくように、そして後悔のないように、やれるだけのことはやってみます。

nice!(0)  コメント(0) 

ヴィオリンとピアノの両立は大変だけど(発表会3/8) [piano(子ども)]

昨日、息子のピアノの発表会がありました。今月は2回もピアノの発表会があり、昨日はその1回目。

9時半開演の部で出番が8番と早く、早起きして、朝食後少し練習をさせてから家を出ました。リハーサルもなく、ぶっつけ本番というこの発表会、単なる流れ作業のような感じですが、息子にとっては貴重な発表の場。

入学式の時に来たスーツを着て、新しく買ったローファーを履き(←これがちょっとブカブカで)、眼鏡をかけて家を出るのを忘れ・・・、と、いつもと違う状況でした。息子は朝から少々緊張していて、私にちょっと突っかかったり文句言ったりしてました(笑)。気分よく1日を始めて、楽しんで演奏して欲しいという私の願いをはねつけるように、ごちゃごちゃ言うので、結局叱りました!・・・(汗)。

気を取り直して、家族揃ってホールに向かい、早目にホール近くの駐車場に到着したので、駐車場から手をつないでスキップしてホールに向かい(笑)、少し心も落ち着きました。ヴァイオリンの独奏会の時にも使う小ホールで、全くの初めてではない場所でしたが、息子なりに緊張してました。見た目にはわかり難いので、相手をするのがちょっとメンドクサイ・・・。

あっという間に順番が来て、息子登場。途中ミスタッチもありましたが、なかなか上手に曲をまとめて弾ききりました。Franz Behr作曲 "Will-O'-The-Wisp" Op. 309, No. 2です。日本語で「鬼火」というタイトルですが、このタイトルは私としてはあまり好きではありません。だって曲と日本語の言葉のイメージが合わないから。

両手共に和音が多く、しかも最初から最後までスタッカートばかりです。アクセントの入る音が2拍目だったり3拍目だったりで、メロディーを理解して楽譜に忠実に弾かないと、曲として全く成立しない。これがなかなか難しくて、息子にちょっと背伸びさせるような曲でした。最初の譜読みの段階からなかなか大変でしたが、よくここまで持ってこられた。。。偉かった!

息子、ピアノを習い始めて丁度3年。ヴァイオリンとピアノと、毎日練習しなければならないものが2つあると、なかなか大変です。かんしゃく持ちの息子、譜読みも、弾くのも、上手くいかないと荒れます。相手する方(私だよ〜)も大変です。でも、最近、ピアノで和音や伴奏をつけたり、転調して響きを確認といった音遊びをしてみたり、ヴァイオリンで弾いている曲をピアノで弾いてみたり、今時の歌の曲を耳コピで弾いてみたり、「これをヴァイオリンで弾くとカッコイイんじゃない?」と言って鼻歌歌ったり(ヴァイオリンで音を拾って弾くのはまだ難しくて出来ない)、『(ヴァイオリンの)K先生はこう言っていて、(ピアノの)T先生にはこう言われた。同じだー』と言いながら弾いてみたりして、2つ楽器をやっていることが、何か繋がり始めてるのでは?と感じることがあります。両方なかなか上手くいかないなー、少し大変だなーと感じている期間がある程度過ぎ、あれ?楽しい?出来てる?と思う瞬間、これがたまらない。だからやめられない。と言った感じの息子と私。上手くいく瞬間はまだちょっとで、グーッと頑張るが9でヤッターが1くらいの割合でしょうか。

先日ユリア・フィッシャーの2008年のコンサートの録画しておいたものを観ました。サン・サンーンスのヴァイオリン・コンチェルトを弾いた後に、グリーグのピアノ・コンチェルトを弾いた有名なコンサートです。どちらも超一流の素晴らしい演奏で、ただただ驚嘆するばかりです。

彼女のように2つの楽器がバランスよくできる(更にどちらも極めている)と言うのは、一体どういうことなのか知りたいし、彼女の音楽へのアプローチの仕方に興味があります。息子をプロ級に育てようとしているのとは全く違いますが、実験台となっちゃってる感は否めませんねぇ。だって、身近で見て接して知りたいんだもん!到達するレベルがどうであれ、息子が自分から2つともやりたいと言ったのだからね、いいんじゃない?
ユリア・フィッシャーの出す音に惹かれると同時に、彼女が子どもの時にどういう風に練習をしてきたのか、ご両親はどんな風に接していたのか、どんな環境づくりをしていたのかにも思いを馳せながら演奏を聴いています。プロになる人は、好きで勝手に練習して上手くなったのではないと私は思うのです。必ず、日々の親からの愛情のこもった言葉がけと音楽への理解と先導、素晴らしい先生探しと出会い、本人と家族の努力、周りの人たちの温かい想いや励ましというものがあったと思います。

私は、しょっちゅう息子とぶつかり合い、喧嘩して、叱って。悩んだり、もうダメ、やってらんない!と落ち込んだり泣いたり、やっぱり楽しいね、と一緒に笑顔になったり。やるならきっちりやりたいと思っていても、適当になっちゃうことが多いし、物理的な時間に制限あるし、私ピアノのことよく分からないし、周りが温かく見守る中でやっている、という感じは薄い。だって、そもそもヴァイオリンって「ちょっとしたお家のこどものやるお稽古ごと」ととられてるから。今のやり方が良いのか悪いのかもよく考えないまま突っ走っている気もする。音楽だけやってればいいってものでもないから、もっともっと勉強しなくちゃいけないなぁ。はぁ。息子との頑張りはまだまだこれからも続きます。

nice!(0)  コメント(0) 
piano(子ども) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。