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良い音を聴くと、私も良い楽器が欲しくなる [violin]

一昨日、コンサートへ行ってきました。
フランティシェック・ノボトニーさん&伊藤ルミさんのデュオ。

*スメタナ:わが故郷から
*ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
*ドヴォルザーク/クライスラー編曲:スラブ・ファンタジー「わが母の教えたまいし歌」
*ドヴォルザーク:マズレーク Op. 47
*スーク:愛の歌 Op. 7-1
*ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調 Op. 108
★アンコール
*武政栄策:南国土佐を後にして(会場のお客さん歌う)
*カッチーニ:アベマリア
*サン・サーンス:白鳥
*ノボトニーさんの祖父の祖父の祖父の祖父の祖父:グラーベ(早朝に)
*ブラームス:ハンガリー舞曲第5番

息子のヴァイオリンの先生経由で行くことにしたコンサート。私ひとりで行ってきました。先週、息子と室内楽のコンサート行きましたが、息子喋る!つまみ出したい気分でした。

ひとりで行って良かった!笑。

コンサート、思いがけず、とーーーっても良かったです。
完璧な音程で、これは本物だな、というヴァイオリンの音を生で聴いたのは、本当に久しぶりな気がします。毎日自分の演奏を聴いているから・・・、耳が変になってたと思います。

それに、プログラムが良かった。私の好きな曲が入ってました。スメタナとドヴォルザークのわが母の・・・は、たくさん思い出があって、気持ちが地球の裏側まで飛んでしまいました。ブラームスは、2楽章で涙がこぼれそうでした。

アンコール1曲目は、毎年このデュオを聴きに行っている人達は、今年もねという感じで、一緒に大きな声で歌ってました。へぇ。この曲を、ノボトニーさん、こんな風に綺麗に演奏するんだー、とホント感心しました。演歌みたいに唸ることもなく、こんな心が澄んだ演奏って、いいなと純粋に思いました。私の隣に座っている中年カップルの女性が、かなり偉そうに休憩中喋りまくってましたが、この曲で、酷い音痴にも関わらず、大きな声で歌っていたのには、絶句しました(汗)。

伊藤ルミさんのトークも丁寧で、好感が持てました。ノボトニーさんとのデュオ25周年らしく、ノボトニーさんは今年、御年50歳で、とても大事な年だそうですが、どちらも、真っすぐ音楽と向き合っていて、大事に1日1日を歩んでいる人達なのが伝わってきて、音楽が心にスーッと入ってきました。

良いものが聴けて幸せな気持ちになり、私も、木が乾ききった、柔らかく深い音、高温もパーンと出せて、これがヴァイオリンだ!っていう音が出せる楽器が欲しいと強く思いました。早く、一生ものの楽器と出会いたい!どこかに眠ってないかしら?
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課題の多さ [violin]

あぁ、サッカーギリシャ戦、引き分けでしたねー。
通勤ラッシュの時間帯で、サッカーファンの多くは、朝はバタバタだったことでしょう。にわかサッカーファンの私、夫と息子を送り出してから、後半見ちゃいました。一生懸命応援しましたヨ。頑張ってたのになぁ、勝てなかったなぁ・・・涙。

さぁ、今日は、いつもより時間にゆとりのある日なので、少し長めにヴァイオリンの練習します。近所迷惑にならない程度にね。
先日の仕事で、共演者の方達から「あなたは柔軟性がある」というお言葉を頂きました。演奏自体のレベルはまだまだ他のヴァイオリニストには追いつけていないので、「良い演奏だったよ!」という言葉を頂いたのは、今まで僅か2回。まさか・・・、あとは全部「あなた酷かったわよ、でも直接は言わないわ」だったらどうしよう!?
共演者が毎回異なり、私がいないところで皆さんからどんな評価が下されているのか、最初は気になってしまうこともありましたが、そんなこと考えても仕方ない。私が出来ることは、ただ一生懸命取り組むこと。毎日一生懸命練習して本番に臨んでいます。

それで、本番中に起こる様々なことに、懸命に対応し、共演者と心を合わせてやろうとしている姿勢が褒められ本当に嬉しかった。涙が出るほど嬉しい言葉でした。3月から仕事を始めた私に、「もっとこうしなくちゃいけない」「これはこうしてもらわないと」という時に厳しい言葉もかけながら、同時に長い目で見守ってくれている共演者の方達に、本当に感謝です。そして何より先ず、お客様に、もっともっと「今日の音楽は、本当によかった、頼んで良かった」と笑顔で言って頂けるようにならないといけないなと思います。

少し前に、プロフェッショナルでサッカーの本田圭祐さんが2週連続で出てました。
1回目で、「課題は、どんどん出てくる。こんなに課題が多いのは、僕が世界一じゃないか」というようなことを言っていたと記憶しています。小さい頃からスターではなかった。体力も体格も技術も、それほど目立つ選手ではなかったのに、愚直に努力を重ねて、本物になった選手だと知りました。サッカーは詳しくないですが、私自身に置き換えることで、彼の発言はグッと来るものがあります。

今の私は、どれくらいのレベルなのか。。。ハッキリしたことは示せませんが、課題の多さときたら、あーーーー!
仕事で弾く曲自体は、それほど難しい訳でないのに、音楽的にまだまだの私。半泣きになりながら、何度も録音し、あーでもない、こーでもないと弾きこみ、ちょっとマシになってきました。3月に仕事を始めたばかりの頃は、緊張して酷い演奏だったと思います。弓が震えることも多々あったし、ハイポジションに行く時に、上がりきれずに変な音を出したことも。思い出すだに恥ずかしいし、お客様に申し訳ない気持ちです。ちゃんと即戦力として雇われているのに、結果を出せない自分が情けなくて・・・。

ひたすら練習するしかありません。そして、正しい練習をしなくてはいけません。
息子の先生に見て頂いてからしばらく経つので、そろそろまたチェックを受けないといけませんが、さしあたって、マスタークラスの動画を見たり、テクニックの本を読み漁ってやってみる。自分の中で、こうかな?もしかして、こういう風かな?と分かり始めても、録音を聴くと、ガーン!なんて酷い演奏なの・・・と打ちひしがれます。弓の角度が間違ってるんだな、フィンガリングが遅いから音が切れてるな、重音の練習を増やさないといけないな、とどんどん課題が見えてきます。

今週は、新しい曲も練習し始め、ずっと昔にやった曲の復習もやっている中で、ビデオ撮影して奏法のチェックをしています。あー、もうだめ。酷過ぎる。マシになったと思って撮ってみたところ、ガツーンとやられる毎日です。

でも!本田選手のように、諦めない。これが大事〜。と言い聞かせながら、今日も頑張ります。

日本の次のコロンビア戦、どうなるでしょう。がんばれー、ニッポン!
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この弦、長持ちさせられるかな [violin]

ヴァイオリンの弦を張り替えました。今は季節柄、空気が乾燥しているので、新しい弦を張ると、パリッとした音が出ます。ここ数年、私はピラストロ社のエヴァ・ピラッツィを張っています。私の全く高価でない(汗)ヴァイオリンに張るには、ちょっと高い弦なのですが、楽器そのものにパワーがない為、弦のパワーに頼っています。ボストンのVR先生は、アマティを弾いていて、その楽器にエヴァを使っています。「この弦、なかなか良いんだよね。君何使ってる?」「私も、エヴァです!」なんて、嬉しそうに答えたけれど、先生の素晴らしい音の出る楽器に張るのと同じものを使って、私はどれほど鳴らせているのか。。

エヴァ・ピラッツィは、色んなところで、パワーがある、大きな音、華やかな音・・等とよく書かれていますが、本当にそのとおり。ホールでソロを弾くことがある場合には、エヴァが良いです。でも、普段の練習で、部屋は閉め切ってますが、音が漏れているようなので、近所迷惑になって苦情が出ないかと心配することもしばしば。

消費税が上がったので、大事に使いたいところです。以前本で、チェリストのヨーヨー・マが子どもの頃、お父さんにすごく怒られて、弦をいかに長持ちさせるかを考えていたと読みましたが、こういうことかなーと、私もやっています。弾き終わった後、楽器を丁寧に拭いて弦も拭いて、ペグを少し緩めておく。先生もいつもレッスンの終わりに弦を緩めてたなぁ。これは、もしかしたら、常識なのかもしれないので、もしそうなら、ちょっと恥ずかしいのですが、今更ながら、色々考えて毎日楽器と向き合ってます。テンションの高い弦だけに、ビシッと調弦したまま置いておくのは、楽器にも弦にもストレスの筈なので。さぁ、練習量は日々それほど変わらないので、どれくらい持たせられるか、やってみます。




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先生からの返事 [violin]

先月末、ボストンのVR先生に私の演奏を録音したものを送っていました。ピアニストTさんとホールで練習した時に録音したものですが、それを聴いて、コメントやアドバイスをお願いしていました。ちゃんとしたレッスンとして。

何かとお忙しい先生、私の為に時間を割いて下さいました。数日前に「明日には聴くからね」というメールが来ていたので、いよいよかー、と思って待ってました。
今朝家事を済ませて、メールをチェックしたら、首を長くして待っていた返事が来ていました!

細かくコメントが。

はぁ。待ちわびていた返事だけれど、いざ読み始めると・・・。ドキドキしながら読んで、読み終わって、まずは深呼吸。

出来ていないことが色々指摘されて、また課題をどっさり出されている訳で・・・。

最近、気の抜けた練習をしていたので、ここで一発喝を入れられた!という感じ。

ひとりであーでもない、こーでもない、ここはこういう練習が必要だろう、この曲はこうやってみようと練習し、大好きなヴァイオリニストの演奏を聴いたり&観たりしては、取り入れてみて(できなくて撃沈することもしばしば)、テクニックや演奏についての本を読んだり、日々孤独な作業を繰り返している私。行き詰まる一歩手前でいつも踏みとどまっていられるのは、息子のヴァイオリンのレッスンで、息子の先生がおっしゃることを、自分の練習に取り入れたり、息子が練習する時に説明してやってみせたり、それで小さな歩みながら進んでいるから。でも、自信を持って、これで良いんだ、とはなかなか思えないものです。

以前にも書いたかもしれませんが、VR先生に出会うまでに習った先生2人からは、ちゃんとしたことを習っていなかった。これを知った時は、本当に愕然としました。なので、結局のところ、レイトスターターみたいなもので、まだはっきりと自分の演奏に自信を持てていません。

だから、自分が直接受けるレッスンというのは、とても大事。自分が出す音がどう聴こえているのか、遠慮なく、はっきり言ってもらう必要があります。適当に「良いんじゃない?」と言ったり、直した方が良いところが分かっているのに、面倒臭がったり、言ってもしょうがないかも、なんて思われちゃー困る!

で、VR先生は、いつも真っすぐ、本当のことだけを言ってくれる人で、実際にそれが自分で全部出来る人。プロ中のプロだから、こちらは本当に緊張するし、生半可な練習だと曲を持っていけないので、本当にここまでやったという状態にならないと、こちらもレッスンを受けられない。先生が地球の裏側にいて、どうして良いか分からなくなった時、ほんの少し疑問がある時、今聞きたいな、と思っても無理。すぐに聞ける人がそばにいないのは実際辛いところではありますが、近場で先生を捜す気はなかなか起きません。

で、今回送った演奏は、私、もうこれ以上どうすることもできませーん、という状態までなったので送った訳ですが、直ぐに聴いてもらえないと、これはこれでもうずっと緊張したまま。それで、次に自分が弾きたいもの、レパートリにしたい曲を探すとか、前やった曲をさらうとか、落ち着いて練習出来ていませんでした。

でも、ついに返事来ちゃったのよ。
で、また練習なのよ。

こんなこと書いてないで、早く練習するわよー。

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テンポが・・・ [violin]

演奏終わりました〜。

昨日、ピアニストN子さんとそのお友達ピアニストのピアノ教室の合同発表会があり、最後にゲスト演奏でヴァイオリンを弾かせてもらいました。

とっても短い、ドビュッシーの「ゴリウォーグのケーク・ウォーク」です。演奏時間は短いですが、ダブルストップスが入っていたり、弓を飛ばしたり、クリアかつドライに弾く、ねっとり弾くなど表現力を要する曲で、指示されていることに忠実に弾いていく時のテンポのとり方や拍のとり方をピアニストと擦り合せていく上で、なかなか難しい曲でした。ハイフェッツ編曲の楽譜を使い、楽譜通りのポジションで弾くと、あぁ、これは私には無理〜!というポジション移動の箇所もいくつかあり、もうそこは仕方ない〜、ということで、曲のニュアンスを替えない範囲で自分の弾きやすいポジションに直しました。

数年前、オーケストラでドビュッシーを弾いた時、2nd violinでしたが、最後の最後まで拍が上手くとれずに、流れに身を任せるしかなかった私。あぁそんな私にドビュッシーが弾けるのかー!と思いながらも、えいやー!とN子さんと曲を決めてからは、一生懸命取り組みました。あまり得意でないダブルストップスも頑張りました。

そうして迎えた本番当日。
朝のリハーサルで、N子さんも私もかなり速く弾いてしまい、なんか緊張してる?弾き難いぞ。本番は少しゆっくり目で〜と思っていて、本番はそこそこテンポを落として弾けているつもりでいましたが、ビデオで撮影したものを夜に聞き返したら(見返したら)、えーーーーーーっ!こんなに早く弾いちゃってたのーーーーー!!!

愕然としました。

今また、これを投稿する前に聴いてみたら、まぁそこまで酷くはないんだけど。。。

私がこの曲を弾くのにベストなテンポ、この曲が一番素敵に聴こえるだろうと自分で思っているテンポより速い!あぁぁぁぁぁ。

ホールはとても良く響いて、私にはとても弾きやすい空間だったので、もっと楽器を響かせて、ビブラートを綺麗にかけたかった。うぅ。ダブルストップスが定まっていない。速すぎて音程が。あぁ。。

全然緊張してなくて、むしろ、ステージに上がれることに感謝していて、かなり落ち着いて弾いてたのになぁ。

本番は何が起こるか分からない。何が自分に起きているのか分からないと言った方があってるかも。

これからは、自分の最高の状態を披露出来るように、本番にどう持っていくか、本番の演奏の仕方を日々考えて練習しなくては。速い曲は特に注意だなぁ。。曲の出だしの私の合図がまずいのではないか。。。ピアニストへの合図で全てが決まるのだから、直前にメトロノームでリズムを感じてからステージへ向かうようにすることも大事かもしれません。

3分弱の曲に、大きな課題をもらった今回の演奏でした。
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本番を終えて [violin]

昨日は長い1日でした。昨日、というか昨夜は、ピアニストと彼女のお子さんふたりが習っている先生のピアノ教室の発表会がありました。

お昼から2時間、近くのホールでピアニストと練習をし、一旦帰宅して、夕方には本番のホールへ行ってリハーサルをし、私の出番は、7時過ぎ。

今回は、4月からピアニストと一緒に練習してきたことの1つの発表です。曲は、パガニーニのカンタービレとクライスラーのシンコペーションの2曲を演奏しました。

ピアノの発表会、これがこれが、なんと生徒さんが50人を超えている教室で(以前は100人程だったらしい)、スタートが5時過ぎの為、長時間で終わる時間が遅くなってしまうので、大変です。私は平気ですが、小さな生徒さん達はよく頑張っていました。私に付き添ってくれていた息子&世話係に徹してくれた夫には、本当に長時間の忍耐を強いてしまいました。最後まで頑張ってくれてありがとう>夫&息子。

本番前日に、やっとボストンの先生のスカイプレッスンを受けられたので、きっちりとした基準が出来た状態で本番当日を迎えました。録画するソフトがあり、夫が設定してくれたお陰で、私のレッスンの様子をピアニストに見せることが出来、しっかり定まっていなかった曲の作り方を最後に共有することが出来て良かった。ただ、レッスンが前日だったため、私自身、先生から習ったことを全て消化出来ず、ついてしまった変な癖を取り払うことも出来ず、本番の演奏は、課題が残りました。本番までの気持ちの持っていき方、曲作り、日々の練習の仕方、今一度細かく見直さなくていはいけません。これくらいの曲で、この程度の演奏しか出来なかった・・・、というのが私の中に残りました。

発表会という場で、ソロの曲を演奏するのは、実に15年ぶりじゃないかな。以前習っていた先生の教室の発表会でメンデルスゾーンのヴァイオリン・コンチェルトを弾いたのが最後で、後は親しい人達の結婚式で演奏したり、依頼を受けて、他の人と組んで弾いたり、アマチュア・オーケストラの一員として弾いたり、子育てサークルやコーラスで弾いたり、歌の伴奏として弾くことが主だったので、1人のピアニストと時間をかけて音楽を作り上げてステージに立つのは、初めてのことでした。で、やっぱり緊張しました。最初は音が上擦って、音がぴたっとハマらない、太い艶のある音が出ず。ああ。。。あんなに練習したのになぁ。。。私って・・・。

2曲目の、クライスラーを弾いている時は、少し持ち直して、そこそこ弾けていたと思いますが、それでも、レッスンで先生から習ったことはちゃんと出来ていなかった。普段の練習がどれだけ大事かを弾きながら考えていました。

そんな中でも、不思議と、曲の終わりの方で、あぁ、私はやっぱりステージで弾くのが好きだな、もっともっと上手くなりたいな、これからが勝負だなーと弾きながら思っていて、そう思えることが純粋に嬉しかった。あっという間の7分間でした。

1年弱のピアニストとの練習で、いくつかの曲を練習して来ましたが、今回の曲に取り組み始めてからは、テンポをあれこれ変えてみたり、弾き方を変えてみたり、試行錯誤しながらも、ふたりの中で定まったものがなかなか作れず、解決方も見つからずに苦しむこともありました。お互いの音を聴き合い一番良い状態を作り出すというのは難しく、自分たちだけでは先へ進めないということもありました。

レッスンの最後に先生からたくさんアドバイスを頂きましたが、その中に、「もっと難しい曲に取り組んでごらん。バッハ、パガニーニ、イザイね。これをいっぱいやったら、今回君が弾く曲は、もっと余裕を持って弾けるようになる。易しい曲だと感じられるようになるよ。」というものがありました。

演奏後直ぐに、そのことを考えていました。もっとやることがある!
帰宅後、夫が撮影してくれた本番の演奏の映像を観て現実を受け止め、次のことを考えて始めました。

さぁ、もっと前へ進む為にガンバルゾ。
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レッスン受けました〜 [violin]

今朝、ものすごーく久しぶりにスカイプレッスンを受けました。前回初めて挑戦してから、実に1年3ヶ月ぶり。半年前(夏)にボストンでVR先生に直接レッスンを2回受けていて、その後は定期的にスカイプレッスンを受けようと思いつつも、なかなか実現出来ずにいました。

今住んでいるマンションで、音出しの時間が決まっているとか、私のヴァイオリンの練習に苦情が出ている訳ではありませんが、近所に音がもれ聴こえているようなので、常識の範囲内だろうと私が思う、大体朝10時〜夜7時半までの間のどこかで弾きます。普段は、私の自由になる午前中に弾いています。息子が帰宅後の練習で、夕方〜夜に一緒に弾くこともあります。

私が弾ける時間、これが、先生との時差に影響します。かなりの時間が経ってしまったのには、時差が一番のネックでしたが、その他にも、自分の練習の進み具合が不十分でレッスンを受けたら先生に申し訳ないと遠慮してしまったり、英語でのやり取りに二の足を踏むということもありました。

でもでも〜、日がどんどん経つにつれ、自分の練習が間違った方向へ行っていないか、ちゃんと弾けるようになっているだろうか?この弾き方で良いのか?私の尊敬するVR先生の耳にはどう聴こえるだろう?と気になってしまいます。ピアニストとの週1回の合わせはずっと続けていますが、最近は、どうも上手く合わないことが多く、毎回録音&撮影して1人反省会をしますが、どう変えていくべきかがよく分からず、上手くいかないのは、全て私自身の演奏やテクニックに問題があると思い過ぎて、自分の弾き方に疑問を抱き、思い詰めてしまいます。あれこれ本を読んだり、いつも参考にしているサイトを観ながら練習を進めたり、youtubeをたくさん観て、真似してみたりしますが、不安になってきます。日本で他の先生を探そうか、息子の先生に習おうか、とかあれこれ思うのです。

レッスンを定期的に受けていればこういうことはない筈です。

そろそろレッスンをちゃんと受けなくちゃ、と思っていた時、時々読ませてもらっているあるアマチュア・ヴァイオリニストのブログで、スカイプレッスンの話を読んで、私も頑張ろうと力が湧いてきました。

さぁ、やるぞと、やっと重い腰を上げたのに、いざ先生にメールを送ると、「今、コンサートだから、またすぐ連絡するよ」とコンサートの休憩中に返事をもらった後、次の連絡が先生からこない。・・・うぅ。先生のコンサートスケジュール、ばっちり把握してからメールしてるのにーーー!
最初に伝えたいくつかの候補日を過ぎてしまい、先生に再度メールすると、また返事こない。えーん、えーーーーんっ。

実は、明日、人前で演奏します。一緒に練習してきたピアニストのお子さん達が習っている先生の教室の発表会で、演奏させてもらうことになってます。

という訳で、もう日がない。。

レッスンを受けずに、本番を迎えるのは嫌だー!と、先生にメールとFacebookの両方で再度プッシュすると、「あー、ごめんごめん」と返事が来て、もーーーせんせーーーーっ!!!

そして、今日午前中、遂にスカイプレッスンを受けられたのでした。

昨夜、夫がスカイプを録画する方法を調べてくれて、やり方を教わり、夫のiPadと繋いでリハーサルして、夜中までかかりました。うちのマンション、回線が混雑するのか、繋がり難くなります。もう。だから、レッスンがちゃんと受けられるか、ちゃんと録画出来るか不安でした。

レッスンはきっちり約束した時間に始まり、1時間半みっちりみてもらいました。スカイプは途切れることなく、録画も成功でした。

明日本番なので、多くのことは言えないなーという感じではありましたが、いろんなアドバイスがありました。私の聞きたいことを全部質問出来たし、先生が本番前にどういう練習をするのか、普段の練習はどうしていくべきか、ピアノと合わせる時に気をつけることなども教わりました。プロ中のプロのVR先生の耳で、私の演奏は「良くなってきた」と言うことだったので、落ち込みかけていた(いや、完全に落ち込んでいた)私の気持ちも、少し上向きになりました。

明日は、先生の教えを忠実に守って、心を込めて演奏したいと思います。

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これも勉強 [violin]

12月16日(日)のことです。
高知へ来てから最初に知り合った、ピアノのを先生をしている方Mさんから依頼があり、彼女のピアノ教室の発表会でヴァイオリンを弾きました。

と言っても、私のソロではなく、ピアノの発表の合間にある、子ども達の歌に合わせて弾くものです。Mさんによると、歌の指導はほとんど出来ていないから、音程を外してしまう子が多いのと、先生として伴奏に専念したいから、メロディーをヴァイオリンで弾いて欲しいということでした。

Mさんとの合わせ1回、子ども達との合わせ1回、当日リハーサルと本番での演奏。曲は5曲。
この選曲、、、どうしよう!?書いちゃう!?

「亜麻色の髪の乙女」「愛は勝つ」「タッチ」「瑠璃色の地球」「年下の男の子」。

書いちゃった。

ピアノの発表会でこういうのはどうなのかな?

曲を知った時、ぶっ飛びましたし、家で練習するのはかなり抵抗がありました。何せ、ちっちゃいマンションでご近所に聞こえますから。いつの時代の音楽だ?って話です。いつもクラシック弾いてる人が、突然、「タッチ」とか弾いてるんですよ。あ、あそこの家の人、あーいう音楽好きなんだ、って思われるよなぁ。
合唱曲とか、二重唱とか、お腹から息を吐いて、深く綺麗な声を出す練習してきたことを発表というのでは一切ありません。懐メロです。マイク持って歌いたくなるような曲。しかも、子どもだから可愛ければ良い、もしくは、舞台で歌ったことがあるという自信をつけさせるためなのか、地声で元気よく歌いましょう!というものです。選曲の理由は、Mさんが何かのテレビで見て、「あ、これ使えそう」というものらしく・・・。

決してMさんを否定する気はありません。こういう先生がいても別に構いません。Mさんは彼女の住んでいる地域では人気があり、20人を超える生徒さんを抱えている先生です。楽しんでやっている子ども達がいる限り、私が目指すものとは違う、ということだけです。

ということで、これはお仕事。割り切ってやる、それだけです。
でも、やるなら、思い切ってしっかり振付けとかしながら、本当の歌手みたいにやりなよ、って思うのは私だけ?えへ。

どの曲も数人で歌うのですが、本番前のリハーサルで、瑠璃色の地球を歌った3人の女の子達の1人の保護者から「ヴァイオリンがちょっと大きい。声とヴァイオリンの音質が同じで、重なってしまい歌が聴こえない」というご意見を頂きました。おぉ、良い意見じゃないか!それを待っていたのです。この3人のうちの1人は、とても歌が上手で、この子が1人で全部歌っちゃいなよ、と思ったくらいです。他の4曲に対しても、ホールにいた保護者にどう聴こえているか、ヴァイオリンが邪魔していないか、感想を聞きました。「今のうちに何でも言って下さい。後で、こうだった、こうして欲しかったというよりも良いので。言って下さった方が助かります」と言うと、いくつか意見が上がりました。

このホールで弾くのは私は初めてのことで、ピアノの発表会なので、ピアノが一番良い場所に置かれて、歌う子ども達はそれより前に立ち、私は隅っこ。上手く音が跳ね返らなかったり、ちょっと内側に入ると、凄く大きく響いたり、となかなか難しいポジションでの演奏でした。ホールの響きについて、もっとよく知らないとなぁ。

で、ヴァイオリンが小さいと言われた曲と、大きいと言われた曲とで、私の立ち位置を確認して、瑠璃色の地球については、ヴァイオリンはない方が良いと判断して、私から無しにしようと提案しました。

本番、この曲では、一番上手な子は、いつも通りに声が出ていましたが、あとの2人は喉がしまっていました。ありゃりゃ。ヴァイオリンあった方が良かったのか?

保護者の中には、自分の子どもの声量や音程をホールで初めて聞いて、ヴァイオリンが入っていて助かったと感じた方達と、直接私にありがとうと言って下さった方もいたし、逆にヴァイオリンが入らなくてもいいじゃん、プイッ!とされる方達がいて、意見が分かれているようでした。Mさんのレッスン室での合わせの時にも感じましたが、私は歓迎されていない雰囲気。おいおい、Mさん、ちゃんとヴァイオリンが入る理由を保護者に説明してくれた?

発表会の2部の最初に3曲と、後半に2曲歌がありましたが、「瑠璃色の地球」を弾かなくなったので、「年下の男の子」の時に、前奏わずか3小節で、おチビ達5人と共に舞台に飛び出していって歌とヴァイオリンということになっていました。私はおチビ達の後に出て行って、一番向こう側で弾く。大股で私の場所へ行ったら、私の楽譜が空けられていない。私は楽譜を開けた状態で譜面台に用意して、舞台袖に置いておきました。それを舞台へ運んでもらうようにしていたのに、Mさんがそれを舞台に出した際、私の楽譜を閉じてしまった・・・!

3小節で飛び出していかないといけない上に、楽譜は開いてなくて、歌いだしがうまくできない子どもをサポートしないといけない。なんじゃこりゃーっ!
私は、並んでいるおちびの最初の子に、「もう出ても良いよ」と言っても、彼女は聞かず、Mさんも何も後ろを確認せずに前奏を弾き始めたので(子ども達がちゃんとやってくれると信じてたのでしょう)、前奏が聴こえておチビ達がバタバタと舞台に飛び出し、もちろん3小節でみんな間に合わず。
で、ちゃんと曲に入れずに、少し間が空いてから私のヴァイオリンの誘導で歌いだしました。

え?これって、私の責任?

なんとも後味の悪い本番となりました。

発表会で使用したホールは、なかなか良い響きだったので、懐メロ演奏でしたが、結構勉強になりました。

夫の出張中につき、私のパートナーのピアニストTさんが聴きにきてくれて、息子の相手をしてくれました。Tさんの貴重な時間をとって申し訳なかったですが、Tさんが「参考になることが色々あった発表会だった」と言ってくれたので、ちょっと救われました。

まだまだお仕事を選べるような立場ではないので、全て勉強!
これからも頑張りますっ!

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今日もガンバルゾ [violin]

昨夜、かなり冷え込んで遂に暖房を入れました。寒がりの私、結構頑張ってたんだけどなぁ。今日は晴れて少し温かいので、しっかり窓全開して空気を入れ替え、気分一新。

さて、ありがたいことに、今3人のピアニストの方達と合わせをしています(1人の方は、1ヵ月限定ですが)。それぞれに個性が違い、ピアノの音が違い、音楽に対する向き合い方、音楽の好みも違うし、それぞれの家族関係や子供の教育についての考え方も様々で、皆さんピアノ教室をされていますが、その教室の運営の仕方もへぇーっと思うことが多く、その違いに色々影響を受けている今日この頃です。

3人の方達との合わせは、曲目が全く重なることがないので、というかジャンルが異なっているので、私にはとても勉強になるのですが、うぅ、その分、練習が追いつきません。家族が病気したり、自分が体調崩したり、色々用事が入って忙しいし!
って、ブログ投稿してる場合じゃありませんねぇ。早く譜読みしなよって感じです。

さぁ、今日は今からT子さんとの合わせです。4月から週1回、一緒に必死に練習してきているパートナーです。2週間後には、ホールをレンタルして練習しようと決めたので、今日もひたすら弾きまくるつもりです。私、結構無口なのに、T子さんとは、何故か話したいことが毎週いっぱいあり過ぎるので、おしゃべりし過ぎないように気をつけなくては。

私達の今目指すところは、アンネ=ゾフィー・ムターとランバート・オーキスさんです。あんな風に素敵にモーツァルトのソナタを2曲仕上げたい!と張り切っています。

さぁ、今日も頑張るぞー。
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ホームコンサートと夫の誕生日パーティー [violin]

昨日は、私のピアニストTさん宅で、第2回目となるホームコンサートを開きました。最初に、Tさんの次女Rさんがピアノを弾き、長女Mさんと我が息子がバッハのメヌエット1番(スズキの1巻より)を弾きました。そして、Tさんと私は、ドヴォルザークDvorakの"4つのロマンティックな小品 Four Romantic Pieces Op. 75"とフォーレFaureの"シシリエンヌ Sicilienne Op. 78"を弾きました。前回もドヴォルザークを弾きましたが、夏にボストンのVR先生のレッスンを受けてきてから、ふたりであれこれ話し合いながら練習を重ねて、もう一度家族の前で演奏したのでした。

私、最近は変な緊張感というものは一切なくなり、音をよく聴きながら集中して弾けました。見栄を張ることも一切ありません。ありのままの私の今の精一杯の演奏です。ただ、普段の練習量が圧倒的に足りない。。。うーん。まだまだです。練習あるのみ。。

全員の演奏が終わった後、Tさんの長女ちゃんのピアノと私のヴァイオリンででバースデーソングを演奏し、歌いました。3日前の25日は夫の誕生日でした。(そのまた2日前は結婚記念日でした。)夫は、スペイン出張中だったので、家族で夫の誕生日を祝うことが出来ず、私はTさんに、週1回の合わせの度ににあれこれ相談していました。

で、Tさんと、そろそろまたホームコンサートやろうかと話していた所だったので、ちょうど出張から帰る夫のお祝いもやってしまおう!ということになり、準備していました。ホームコンサート前日の夜帰国した夫にはずっと秘密で進めました。そう、サプライズパーティーです。前日からTさん宅であれこれ仕込ませてもらいました。「前回みたいに、演奏終わったら、一緒に普通に食事するからね」とだけ伝えていたので、夫は本当にそう思っていたようです。夫が時差ぼけに苦しむかな?と少し心配でしたが、全く問題なし。ホッ。あちこち飛び回っているので、相当タフです。

みんなで"Happy Birthday to You"を歌ったあと、Tさん夫妻が心を込めて用意してくれたご馳走を頂きました。もちろん、私も料理を持参しましたよ。

ひとしきり食べて、子供達は3人で大はしゃぎで遊んでからデザートタイム。夫の為に私が焼いたケーキの最後のデコレーションをして、ローソクに灯を灯し、みんなでまたバースデーソングを歌いながら息子がケーキを運びました。そして、プレゼント贈呈。実用的なものばかりが揃いました。ギリギリでアマゾンで届いたものも。息子が何度も描き直したお父さんの絵もプレゼント。ふぅ。

子供達が、時々ヒソヒソ話をして、サプライズパーティーだというのが、バレていたようですが(笑)、夫、すっごく喜んでくれました。

私達のプレゼントのお返しにと、夫が、出張中の写真をスライドショーで披露してくれて、みんなで、「へぇー」「ふーん」「行きたーいっ!」と言いながら、ワイワイ話しました。

お祝い出来て良かったーーー。
夫の今年の誕生日は、何とか心に残る形で祝いたかった私。何せ、半世紀です。節目です。日本では還暦を盛大に祝うようですが、私としては、ボストンに住んでいた時に、友人がご主人の50歳の誕生日パーティー(サプライズ)を開いてヴァイオリン演奏でお祝いさせてもらって以来ずっとそれが心に残っていて、あんな風にやりたいと思っていました。本当に素敵なパーティーだったんです。私もあんな風にゴージャスに大勢で祝うのが夢だったけど、今の私にはそれほどの力はありません。家も狭いし人を招けない。でも、気持ちは負けていません。とにかくサプライズにしたかったので、Tさんご家族の強力のもと思いが叶って、私が一番嬉しかったかも。Tさん、ありがとうー!!

最後は、次女のRさんと息子が運動会のバルーン演技で使った嵐の"Happiness"を熱唱し、息子が嵐の"Still"を1人で歌い、みんなで大笑いしながらお開きとなりました。

散々盛り上がって、お腹もいっぱい、興奮し過ぎて、息子は夜寝付けず、今朝は大変でした。ギリギリまで寝て、起きて20分でバス停へ。

夫のこの1年が、良いこといっぱいありますように。
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