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人が変わるとよく分かる [violin]

昨日、歯科医院へ行ってきました。毎月1回、口の中のお手入れをしてもらっています。
息子を妊娠・出産してから、歯茎が痩せました。ずっと気になっていたので、息子が3歳になった頃から、毎月歯科医院に通っています。私は、小学生の時に事故で上前歯を折り、それ以来上の前歯2本は差し歯ですが、疲れると、たまにその差し歯のところの歯茎が腫れ、そこに薬を入れてもらうことがありますが、他はむし歯なし。歯茎が一旦痩せてしまった(下がった)所は、元に戻らないのが残念ですが、おばあさんになっても自分の歯でご飯を食べたいから、お手入れ続けて、何とか健康を維持したいな。

私にとって歯科医院で口のケアをしてもらってる時間は、美容院に行った時みたいに、自分をちゃんと大事にしているなー、と感じて、少し幸せになります。仕事や家事、育児、その他諸々のことを一旦脇へ置いて、自分の体をチェックする(してもらう)時間。調子が悪いと、普段の生活のどこが良くなかったかなー、と考え反省したり、こうしようと心に決めます。

それがね。。。

3月に、いつも口のケアをしてくれていた歯科衛生士さんが退職されました。歯科医とのコミュニケーションも上手にとっている人で、腕も良い。口の中を見て気付いたことを、全部患者に伝えてくれる。手入れの行程も、歯間ブラシするとか、フロスするとか、ブラシで磨く、機械を使って磨く、とか1つ1つちゃんと言いながら次に移る。分かりやすかった。家族全員その人に診てもらっていて、凄い安心感がありました。だから、2月に「来月で辞めることになりました」と聞いた時、えーーーー!!!ガーーーン!となりました。

とうわけで、4月から担当の歯科衛生士さんが替わり、昨日その人に2回目お手入れしてもらいました。

前回も感じたんですが、なんかねー、こうねー、違うなー、って思う時間になっちゃったんですよねー。

歯科衛生士さん、下手ではないんです。終われば、ちゃんと歯垢も取ってもらって(るみたいで)、歯は綺麗になってるんです。。

でも。。。

声が小さくて、何言ってるか、イマイチよく分からない。手入れの順序は決まってるみたいだから、今までの流れで分かるけど、マスクしてるんだから、もうちょっと大きな声で言おうよ。丁寧にやってるんだろうけど、歯垢取るのが、何か本当にやってる?みたいにふわーっとしてる。

前回もでしたが、どうしても、20分くらいの間に何回かイラッとくるんです。お任せしまーす、お願いしまーす!という感じで過ごせない。脇に立って、水や唾液を吸取ってくれる助手も、ちょっとイラッとくるし。時々水が顔にプシュッと飛んでも、衛生士さんは、「失礼しました」とは言うけど、助手の方が上手く合わせないから、という感じだったり、助手の方は、タオル丸めて(!)ちょんちょんと拭く、まるで雑巾か台拭きでテーブル拭くみたいな感じ。人の顔を拭くにしてはそのやり方がとても雑。それに、ちゃんと拭き取れてない。顔に水かかったままなんですけど。。水を吸う機械の先の当て方がイマイチなので、喉の変な所に水や唾液が溜まって、呑み込んでしまうことも。オエー。なのに、何とも思ってない様子。

ちゃんと、今日また自分の為に時間を取って、ケアできた(してもらった)、という満足が得られなかった!この20分プラス、移動時間&待ち時間は何だったんだ?と思ってしまうのでした。

あーあ。近所だし、結構気に入っていた歯科医院なのにな。

同じ歯科医院で働く歯科衛生士さん達。同じことをやっていても、こうも違うのか。。それは、患者さんを相手にする時の心の持ちようなのか、単なるテクニックの問題なのか、私には分かりません。今までいくつかの歯科医院に行って、歯科医も何人か変わってきたし、歯科衛生士さんも何人かの方にお世話になりましたが、ここ数年診てもらっていた人が、とにかく一番良かった。それだけは分かります。

歯科医院の後、ヴァイオリンの練習をしながら、いろいろ考えていたら、そうか。。。演奏も同じなんだろうな。。同じ曲を弾いても、この人の演奏には癒される〜、とか、なんかイラっとするな〜、とか確かにあるある〜。このヴァイオリニストが好きとか嫌いとか、みんな違います。私も、この人大好き!憧れる〜!チケット代高くても、絶対コンサート行きたい!という人がいるし、この人のは別にいらないワ、興味ないワ、という人もいる。

だけど、音源だけ聴かされると、この人は嫌、とか言っている人の演奏が、心に沁みたりすることも。。。昔ボストンに滞在中入っていたオーケストラの音楽監督兼指揮者は、リハーサル中、ちゃんと弾けていない団員に向かって酷い発言をして驚いたこともあるし、団員に「あの人は、性格悪いのよ〜」と言われていましたが、その人の現役バリバリの頃のヴァイオリンの演奏を聴くと、もうそれは信じられないくらい美しくて素晴らしい。きっと心がめちゃくちゃ綺麗な人なんだろう、って思ってしまう程の音で、もう本当に感動して涙ぐむくらい素敵なのです。いや、本当は彼は良い人な筈。音楽に一生懸命だから、自分と同じように取り組めない人に嫌味が口からどうしても出てきてしまうだけなんだと思います。

難しいもんです。

見た目とか、話し方とか、プロフィールとか、色々ひっくるめて、自分で作り上げてしまう色眼鏡で、他人を好きとか嫌いと、決めてつけているかもしれない。私もそうなのね!あぁ、ちょっと自分が怖い!

自分が演奏する側に立った時、どういう心構えでいるべきなのか、普段から良ーく考えて真剣に練習しなければー、と思ったのでした。


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