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悔しいのは分かるけど [violin(子ども)]

昨日午後、息子が習っているヴァイオリン教室の合同レッスンがありました。

ズラーッとおちびから高校生まで並んで、キラキラ星から始まります。
キラキラ星→ちょうちょう→こぎつね→むすんでひらいて→かすみか雲か→アレグロ→むきゅうどう→習作→メヌエット第1番・・・と進んでいきました。

自分のまだ習っていない曲、習っていてもまだちゃんと弾けない曲がくると、順番に座っていきます。おチビ達は、ポツ、ポツっと1曲進むごとに座ります。

息子は、今ト長調の音階を習い始めたところで、いよいよ習作に入ります。私が家で教えて、少し弾けるようになっていますが、「ト長調の音階は難しいのだから、そんな直ぐには弾けないよ」と先生からはまだ教わっていません。

いよいよ「習作」になった時、息子は私の一瞬見て、「ボクは しゅーさく ひけるんだもん!」。という顔をしました。お、やる気かい?16分音符になるところはまだやっていないので、自滅することは目に見えていました。でも、やってみたいならやってごらん、と私は頷きました。

息子は弾ける筈と自分で思っているの曲が弾けませんでした。弓が止まってしまい、指が滅茶苦茶になり、どこから弾き直したら良いのか分からず、なんで!!という顔をしました。どんどん顔が歪んでいきます。弓を強く握りしめ、ヴァイオリンを今にも投げそうです。私は、座って良いよと合図を送りますが、息子は顔を横に振る。何度やってもウンとは言わずに立ったまま。先生に促されても座らない。涙を浮かべて、ただただ悔しそうにする。私が息子のところへ行って、何度か説得してもダメ。遂には、楽器を床に弦を下にしてバンと置いたので、直ぐに駆け寄り「それをしては絶対ダメ。楽器を大切に出来ない人は、ヴァイオリンを弾く資格はないよ。悔しくても、それは絶対にしちゃダメ」と叱りました。

メヌエットに入ったところで、いよいよ観念して座りました。スゴイ形相で三角座りしてました。

全員でキラキラ星をもう1度弾いてから、休憩になり、2巻に入っていないおチビ達は解散。先生に「今度からは、ああいうふうになるから、最初から座らせてね」と言われました。「すみません。どうしても自分はちゃんと弾けるんだとおもっているようなので」と答えると、先生は笑っておられました。

車の中で、「まだならってないから、ひけなかった!ちゃんとれんしゅうしてないから ひけなかった。おんかいしかまだやってないの。おうちでおかあさんとやってるだけだから、しゅーさくは、まだTちゃんはひけないの!」と息子は怒りながら言ってました。笑。

あの悔しそうな顔を見て、他のお母さんが「悔しかったんやろうねー。でも、悔しいっていうのは、えいねー」と褒めてくれましたが、まぁ、自分の気持ちをそのまま表現するっていうのは、凄いなーと感心します。

そうそう、悔しかったら弾けるようになったら良いのよ。がんばれー、息子。
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