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1巻の検定曲を録音 [violin(子ども)]

書き留めておこうと思いながら、時間が経ってしまった1つのこと。

もう先月のことですが。。。
6月26日、息子、スズキの1巻の検定の曲、録音終了しました!

昨年、幼稚園の年長になった4月に始めた1巻最後の曲、ゴセック作曲「ガヴォット」。

息子がヴァイオリンを習い始めたのは、年少の夏。4歳の誕生日を迎えた時のことでした。
最初は楽器を構えるとか弓を持つ手の練習、そして段々と弾く練習が入ってきます。かんしゃく持ちの息子、ヴァイオリンのことになると、何も知らなくても自分は何でも出来る、自分の考えることが正しい、他人の言うことなんぞ全く聞く気なし、と、ちっちゃいくせに、何とも不思議ちゃんな態度を見せるので、私は、子どもと一緒に楽しんで練習出来るものだと思っていたのに、何の何の。「めっちゃ大変やん!」。子どもに習い事をさせるのは、想像以上に大変だということを直ぐに思い知ったのでした。

私自身ヴァイオリンを弾くので、レッスンで先生から教わったことは、家できっちり息子に伝えられるとかなり強気で、私の中では、スズキの3巻までは、スラスラーっと進んでいく予定なのでした。ところがところが・・・。そんな最初の思いは、直ぐに吹っ飛んでいきました。
昨年の4月、息子が幼稚園の年長になって直ぐ、やっとこさ、1巻の最後の曲に入れた〜!と喜んでいたのですが、その後の道は実に険しかったのです。まぁ、原因は、幼稚園の担任の先生の悪質な教育にあるのですが、先生の執拗なまでの、いじめともとれるような酷い指導に、ジワジワと精神的に参って、自分を失ってしまった息子。演奏のちょっとのミスや、どうしたら良いか分からないところにぶち当たった時、かんしゃくを起こし、自分を責め立て、荒れ狂っていたのでした。レッスンでも、先生を困らせたり怒らせてしまうような反抗的態度をとることもあり、まぁ、大変でした。息子の受けた心のキズの手当には相当の時間を要し、夫も私も苦労の連続でした。


さてさて、息子の習っているスズキの教室では、先ず最初の1巻で検定を受けるのが「ガヴォット」で、毎年秋が検定のシーズンで、録音したものを本部に送ると、偉い先生が聴いて下さり、検定修了証をもらえるのです。息子はガヴォットかなり苦戦していましたが、9月あたりから、レッスンで録音してみようか、と何度か挑戦しました。息子は繰り返しを忘れたり、リズムがちょっと悪くなったりした瞬間に、「もうボクはダメなんだーーー!」とひっくり返って怒り泣きして、思いっきりヴァイオリンを嫌いになっていました。そこまで神経質にならなくても、と周りの人は思いますが、幼稚園で酷い言葉を先生から浴びている影響もあって、小さなことでも、大変なことになってしまっていました。

「今日が検定締め切り前のレッスン」という日にも、ちょっとしたことで上手くいかず、結局は検定を受けられずに冬へと突入。先生は、「来年でもえいがよ(いいよ)」とおっしゃり、2巻へ入りました。

卒園で苦しい年長の1年を終え、グッと精神的に落ち着いた息子、小学校に入学し、少しずつエンジンがかかり始めました。2巻も半ばに入り、1巻の曲も引き続き練習していて、「なんか最近良いおと出すようになってきたんじゃない?」と。振り返ってみれば、昨年の秋の音は、何とか頑張って弾いている演奏。今のは、余裕を持って弾いている演奏。

6月に入り、「そろそろ録音させてもらえるかもね」、なんて家で息子と話していたら、息子、「先生、ガヴォットろくおんしていいの?」と自分から聞き、「やってみようか」と先生。

その日は、音程が悪くてダメでした。息子はガッカリして、また以前の息子に戻りかけました。が、何とかくい止め、家で何度も伴奏CDに合わせて練習。

そして次のレッスン日!

「今日はできるかな。でもダメかも・・・」とレッスンが始まるや、ソワソワする息子。
大抵は、いくつかの曲を先に演奏して、ガヴォットも1度先生に聴いて頂いてアドバイスを頂いてから録音に入りますが、この日は、いきなり「ガヴォット弾こうか」と録音開始!!

「○○支部、△△クラス、◆◆(名前)、6歳です。ゴセック作曲、ガヴォットを演奏いたします」と言うと、伴奏が始まり、演奏。

録音は、1日3回まで、と先生はいつもおっしゃいますが、この日、息子は1発OK!!!
ヤッター!息子が弾き終わった後、先生が音を出して確認される時、「またダメなんだよね・・・」と勝手に思い込んでいましたが、「出来てる、出来てる。よし、これで送ろうね」との先生の言葉に、ガッツポーズ。

先生に合格を頂きました。音源が本部に送られるのは、やっぱり秋のようですが、まぁそれは良しとして、1巻をちゃんと終えられました。基本に厳しい先生なので、私が最初に思い描いていたようには全く先に進めませんが、今は、そのことに感謝しています。弾けるようになっているのですから。

今は、息子、2巻のシューマン「二人のてき弾兵」を弾いています。後半のフランス国家のメロディのところが大好きで、結構真剣に練習しています。去年とはまるで違います。ま、今もかんしゃく起こすとスゴイですが。。。

昨年は何度も何度も、もうヴァイオリンやめよう、やめさせようと思ったり、息子が私に食って掛かってきたり、当たり散らしたり、レッスンでめちゃくちゃ弾いて先生を怒らせたりすると、「もう二度とレッスンには付き合いたくない!」と夫に当たっていました。息子も「もうやめる」と何度口にしたことか。息子にやらせているのは私の自己満足の為?嫌がっているのに無理強いしている?一緒に弾けたら素敵だろうな、なんて思い描くのは自分勝手?でも、やめてしまったら、もうヴァイオリンの話は一緒に出来なくなる、音楽の話も出来なくなる、そんなのいやだー!と悩みました。何とか続けて欲しくて、楽器のサイズアップもしたのに、やめるのは辛過ぎるよ、と泣いていました。

でも、何とか続けてきました。良かった・・・。
これで、夏の合宿に、少し気持ちを楽に参加出来そうです。

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