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温度と湿度の急激な変化で大失敗 [violin]

更新が途絶えていました。

いやぁ、蒸し暑いですね〜!
楽器には、酷な季節です。ヴァイオリンを弾く人達の楽器の管理は、結構大変でしょう。

実は私、先日やってしまいました・・・・。

仕事で演奏に行った日のことです。

演奏する場所はガンガンにエアコンが効いていて・・・。
譜面台を用意している時、うん?ちょっと寒過ぎるな。マズイかも。お客さんが入ったら、もっとマシになるかな。気をつけないとな。。と一瞬思ったんです。その日、めちゃくちゃ蒸し暑く湿度は相当高かったと思います。出掛ける前に練習した時は、濁った音がしていまいました。会場への車での移動時、乗り込んでエアコンが効くまで車の中はかなり暑い。ケースが暑くなって、中の楽器も暑くなる。今日は嫌な感じ。。。そう思いながら運転していました。駐車場から会場までの間も、一瞬で汗ばむほど、蒸し暑かった。

でも、会場での音出しの時は、それなりに楽器は音が出ていました。まぁ、大丈夫かな。。。

ミーティングが終わり、みんなで待機する小さな控え室に入ったら、モワーッと生暖かく、コーラスの方がエアコンの温度を下げてくれました。部屋は狭いので、少しして快適になり、本番直前には、若干肌寒くなりました。楽器が冷えたような気が。うーむ。

そして、さぁ本番〜。演奏場所までの歩く間、生暖かい→普通→寒い、という温度差を感じました。それに、私の弾くところだけ、酷く乾燥している!?

前奏を聴いて弾き始め、1曲目半ば。。。いよいよ、E線ハイポジションで、たっぷり歌い上げるところ。。。

ビヨ〜〜〜〜ン!!!!

E線が、行ってしまいました。。。!

あーーーーーっ!!!

幸い、切れてはいません。何事もなかったような顔をして(内心、えーなんでー!)、1オクターブ下げて弾き続け、何とか1曲目が最後まで弾ききりました。
2曲目に入る時に奏楽者に合図をして、チューニングの時間を一瞬もらいたかったのに、直ぐさま2曲目の前奏が始まりました!あちゃー。

仕方ない、直ぐにチューニング。と、クルクルッとペグが緩んでしまったE線を急いで締めようとしたら。。。

今度はG線が行ってしまいました・・・!
私がチューニングしている間、伴奏はどんどん進み、伴奏者はメロディーを入れながら弾いてくれてました。

「冷静に。直ぐにチューニングして弾き始めれば良いことだから」と自分に言い聞かせて、チューニングしましたが、ほんの数小節弾かなかっただけなのに、何だか長い時間に感じました。

この調子だと、他の2本も行っちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしながら、途中から入って2曲目を弾ききり、3曲目も何とか弾き切りました。途中動揺していたのか、間違えてしまいました。。。

本番中、ガーガー音を出してチューニング出来る状況にない為(静かにしていないといけないので)、軽くポンポンと弦をはじきながら、4本を調整して、またソロ。弾いている途中に、弦が変になりませんように、と祈りながら弾いていました。

何とかこの日の仕事は終えましたが、終わってから、泣きそうになりました。

思い返すと、要所要所で、手を打てたはずでは?それを私は怠ったんじゃないか?という自分自身への厳しい批判をする私と、これは不測の事態だから仕方がなかった、キンキンにエアコンが効いている場所に突然行ったから、楽器が対応しきれなかったんだ。という言い訳をあれこれ考えてしまう自分がいました。

温度や湿度の違いがハッキリしていたので、お客様の前をウロウロ出来ないのですが、本番の場所の温度に楽器が慣れるように時間を取る必要があったし、その中で全部の弦をチューニングし直して、ペグの状態を確認しておくべきでした。

テンションの強いエヴァ・ピラッツィに、楽器が合っていない証拠かも知れません。また楽器に合う弦探しを始めなくちゃ。

伴奏者からは「チューニングの後は、ここから入った方が良かったね」とアドバイスをもらい、コーラスの方には「動揺してたね」と言われ、もう恥ずかしいやら情けないやら、お客様に申し訳ないやら、色んな感情で押しつぶされそうでした。

大失敗をやらかしてしまいましたが、落ち込んでいる場合ではない。前に進むしかありません。本番をさせてもらえるから、こういう経験が出来るんだ、と感謝して、また練習に励んでいます。弦を張る時とチューニングの時のペグと弦の状態も、もっとしっかり研究します。

"ポジティブな"アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
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