SSブログ

一人でキラキラ星 [violin(子ども)]

一昨日の息子のヴァイオリンレッスンで、練習課題を全部先生に見て頂いて、息子の集中力がまだ続いているし、A-majorの音階で運指と弓の動きがしっかり出来ているからと、先生は、これはいけるっ!と思われたようで、すぐに次の段階に移った。息子は、先生の説明を聞きながら、言われたことを忠実にやり、弾き始めた。そして遂に!息子、ひとりでキラキラ星が弾けた!

今までで一番集中して、一番良い音で、一番長いレッスン。習い始めてちょうど3ヵ月。ちゃんとキラキラ星が弾けてる〜!ヤッタヤッター。レッスン中、少し難しいと感じると、「もうおわり?これやったら、おわり?」と先生に聞くことが多かった息子が、それはそれは凄い集中力で、自分で考えながら弾く姿が見られた。

あぁ、なんて素敵なんだろうと思った。先生の言葉を自分なりに解釈して、次は弓はE線からA線に変えるんだ、指は1、2、3と押さえてから、とか、肘の位置はこうする、と息子が自分で次のことを考えて、自分の意志で弾いているのが分かる。挨拶の姿勢から楽器を顎で挟んで立つ所までの一連の流れや、弓を綺麗に持って同じリズムで弓を動かし続けたりするといった、無意識に出来ることが増えてきて、毎日同じこと繰り返しやることの大切さを実感した。

息子には、楽しんでヴァイオリンをやって欲しいし、プロになる為とかではなく、ヴァイオリンが一生息子の心の支えになるようなものになったら良いなと思っている。練習でもレッスンでもいつも楽しく出来たら最高だ。でも、実際はそんな甘い状況ではない。優しく「もう一回やってみようか〜?」なんて言うことは私には全くないし、息子がグズグズ言い出したら、知らん顔して楽器を構えさせて、弓を弦に載せて、「はい、タカタカタッタ」と弾き始めて黙らせる。
息子は几帳面で負けず嫌いなところがあるので、弓の動きを間違えたり、移弦が上手くいかなかったり、A線とE線を同時にならしてしまって、それを指摘すると、怒りながら激しく泣く。「もう、Tちゃん怒るんだからねっ!」と大粒の涙をポロポロ流す。それが楽器にかかると私が注意するので、また泣く。怒りながら、時々泣きながら弾いている。。ヴァイオリンが嫌いになってしまわないかな?と迷う時も正直なところある。

しかーしっ!
一生のものにしてほしいと願う以上、正しいことを小さいうちに身につけ、正しいことを積み上げていくように、道を作ってやる必要があるのだ。早い段階で正しいものを身につけてしまわなければ、後で直すのは、本当に大変なことなのだ。その大変さが生み出す苦労は、半端ではない。それは私が嫌というほど味わっているので、どうしても妥協できない。先生にしても、正しいことをきっちりと教えてくれて物事をハッキリ言ってくれる先生で、その先生の持てるものを全て息子に与えてもらいたいと願っている。こんな田舎でも、良いと思える今の先生に出会えたのはラッキーだ。

そして、先生から沢山のものを得るためには、親は相当の努力をして、しっかりレッスンに臨む必要があるだろう。だから、先生に言われたことを、毎週ちゃんと練習していこうと私は真剣だ。いろいろ考えていつも妥協できないという結論に達するので、息子の練習には力が入る。

まぁ、毎日上手くいっている訳ではなくて、息子とバトルの繰り返しなのだが、3ヵ月とりあえず一緒に走ってきて、一つ形になったという実感が湧いた。最初の3ヵ月、6ヵ月、1年というのが区切りになるだろうが、息子の中に、やめてしまいたいと言う気持ちは全く起こらず、自分で音を作ることに興味を持ち出したし、「Tちゃん、一人で弾きたいの!」と怒るようにもなってきて、更には、ヴァイオリンを上のサイズにあげないといけなくなっているので、新しい楽器を楽しみにしている。このまましっかり続けていって欲しい。まだずっと毎日練習につき合わないといけないが、私も学ぶことがいっぱいあるので、頑張ろうと思う。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

弓の練習お友達親子の頑張り ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。